学会案内 大会 紀要 セミナー 関連学会

■ 異文化間教育学会第36回大会のご報告

 異文化間教育学会第36回大会が、2015年6月6日、7日の2日間にわたり千葉大学で開催されました。
 6月5日のプレセミナーは、「グローバル社会におけるリベラルアーツ教育への提案−言語的・文化的多様性を持った学生間における協働学習のためのアプローチ−」と題して行われました。試行錯誤を繰り返しながら協働学習の授業実践を行っている先生方が多いという現状を反映してか、教育研究の経験豊かな方々の参加が特徴的でした。
 6日からの本大会には事前予約者が185名、当日参加者が75名、計260名の参加がありました。発表も個人発表52、共同発表4、ケースパネル4、ポスター発表21、計81となり、学際的な学会にふさわしい、多彩な内容が盛り込まれたものとなりました。
 初日の特定課題研究「異文化間教育学における実践・現場への接近法−現場へのまなざしを研究行動へ展開する−」では、第35回の特定課題研究の成果を受け、新たな視点から問いかけがなされました。質疑応答では、アクティブなディスカッションが展開し、若手からベテランの先生まで幅広い方からの質問がありました。
 懇親会は、大会の参加者に少しでも千葉の名産を味わっていただければと、千葉県の観光協会からお酒やお菓子などを提供していただきました。懇親会が千葉を感じながらの楽しいひと時になったのであれば幸いです。
 2日目の公開シンポジウム「教師のエンパワーメントを考える−外国につながる子どもたちを含めた教室・学校づくりのために−」では、小・中・高の現場の教師に登壇していただき、外国につながる子どもたちの教育を主導する教師の主体的な働きの重要性についてパネルディスカッションを行いました。
 今年度の大会では、異文化間教育学会創立35周年を振り返り、「温故知新−学会の未来に向けて−」と題した事務局企画事業が行われました。学会の発足当時を知る3名の名誉会員にインタビューをしたビデオをみた後、ワールドカフェ形式で学会の未来について話し合いました。参加者からは、学会の歴史に対する理解が深まり、これからの学会の方向性について再認識することができたなどの発言があり、創立35周年にふさわしい意義ある事業となったのではと思われます。
 本大会では、実行委員会のメンバー、院生や学部生スタッフ、誰もが労を惜しまず協力してくれ、一体感をもって大会準備、運営ができました。本大会運営に関わった教員、学生スタッフ皆が多くを学ばせていただいた大会でした。至らない点も多々あったかと思いますが、学会の皆様のご指導とお心遣いに勇気づけられ、無事大会を終えることができました。
 このような機会を与えてくださった異文化間教育学会に改めてお礼申し上げます。

第36回大会準備委員長 新倉 涼子(千葉大学)
▲TOP