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公開研究会のお知らせ

第1回オンライン講演会のお知らせ

研究委員会

 特定課題研究のテーマである研究方法論の議論を発展させることを目的として、オンライン講演会を実施します。第1回は野村康氏(名古屋大学)による「認識論の射程:社会科学の方法論と学問領域における意義」です。
 さまざまな学問領域の幅広い見解に触れるよい機会です。どうぞふるってご参加ください。

第1回オンライン講演会

タイトル:認識論の射程:社会科学の方法論と学問領域における意義

日時 3月13日(日)14:00-16:00
講師 野村康氏(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
専門:政治学。環境政治、環境教育、リサーチの方法論

*野村氏の主要な書籍・論文
  • 『社会科学の考え方―認識論、リサーチ・デザイン、手法』名古屋大学出版会, 2017.
  • 「環境知の特性と批判的実在論の可能性−環境教育への認識論的アプローチ−」『環境教育』30号3巻, 2021.
講演概要 認識論(の違い)は、研究の方法論を規定するとともに、各学問領域(ディシプリン)における理論的展開にも影響を与える。当日は、前者について概観するとともに、後者について環境学(特に環境教育学)の動向を例にとりながら話題提供する。
申込締切

締め切り:3月10日(木)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScedPOo-KeZHBqn64oc7PQ
_xpH-jt__qKALd58_xjvpKdA-_Q/viewform?usp=pp_url

*非会員の方もお申し込みいただけます。


異文化間教育学会
2022年度第1回オンライン講演会報告

研究委員会

2022年度特定課題研究「異文化間教育における研究方法論を考える:『移動』をめぐる経験を捉えるために」の第1回オンライン講演会を、2022年3月13日(日)14時〜16時に実施した。
当日は最大で70名ほど(申し込みは96名:会員62名、非会員34名)の参加があった。
第1回講演会では、野村康氏(名古屋大学)をお招きし、特定課題研究のテーマである研究方法論の議論をさらに発展させることを目的にご講演いただいた。講演のタイトルと概要は以下の通りである

【講演タイトル】「認識論の射程:社会科学の方法論と学問領域における意義」

【講演概要】認識論(の違い)は、研究の方法論を規定するとともに、各学問領域(ディシプリン)における理論的展開にも影響を与える。当日は、前者について概観するとともに、後者について環境学(特に環境教育学)の動向を例にとりながら話題提供する。

前半は、1時間ほど、ご著書の『社会科学の考え方―認識論、リサーチ・デザイン、手法』(名古屋大学出版会, 2017)や「環境知の特性と批判的実在論の可能性−環境教育への認識論的アプローチ−」(『環境教育』30(3),2021)、「人新世における環境教育」(『環境教育』31(3),2022 in print)における議論を中心にご講演いただいた。特に、認識論の意義や主な立場について、また、認識論と方法論の関係について、リサーチ・デザインや手法などの視点からお話いただいた。最後に、認識論の環境学や環境教育学という学術領域への影響に関してご説明いただいた。その後、30分ほど、質疑応答・全体ディスカッションを行った。質問・コメントは共有のスプレッドシートを用い、参加者からの質問に対して野村氏に1つずつお答えいただいた。
事後アンケートでは、多くの参加者が特定課題研究のテーマと関連して、学びを深められたことがうかがえた。感想には、「自身の研究の立場・方法論を改めて見直すきっかけになった」「研究方法論に関して深く考えるきっかけになりました」「認識論と方法論の関係については、大まかにどれが結びつきやすいのかといった特性とともに、それらが一概には言えないことなども含め、概要を理解できました」「異なる学問領域からの存在論・認識論についてのご講演、とても刺激的でした」などがあった。また、特定課題研究のテーマとの結びつきという点からも、「テーマに深く関連しており、参加者の方が本テーマを考える上でも有用だったと思います」や「今後の研究会でのご発表の中で、改めて今回整理された認識論との関連からも研究がどのように展開していくのか、楽しみに拝見させていただきたいと思います」など、有益であったとの意見もみられた。
また、講演内容については、2022年4月16日〜2022年4月30日までの期間、学会のYouTubeにて限定公開を実施した。
本講演会は、特定課題研究のテーマである研究方法論や認識論について、他の学問領域の見解に触れながら理解を深めるよい機会となった。今後の課題は、本講演会の内容を受け、2022年6月の第43回大会 特定課題研究に向けて、第二回公開研究会および第二回講演会を実施する中で、いかに建設的、発展的に議論を積み上げていけるのかであろう。

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