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新しい一歩を踏み出すために
―学会創設40周年記念事業―

理事長 佐藤 郡衛

 学会における研究の協働性を構築するために40周年記念事業を立ち上げます。本学会は、2020年に創立40周年を迎えます。学会の沿革では1981年創設とありますが、実質的には1980年に準備委員会が立ち上がり研究集会も開催されています。そこで2019年度に記念事業を行うことが、理事会、総会で承認されました。
 現在、記念事業として2つの企画を検討しています。1つは本学会の今後の方向性を検討するためのワークショップ、研究会、公開シンポジウムの開催です。そしてもう1つは『異文化間教育事典』(仮)の刊行です。
 1つめは、第40回大会の公開シンポジウムを40周年記念事業として位置付けたいと思います。本学会では「文化」のとらえ方の変化とともに、対象も拡大しています。しかも、「異」と「自」という二項対立的な枠組みをどのように止揚するかもまだ大きな課題です。そのためには、「異」や「文化」というカテゴリーの構築とその政治性にどれだけ自覚的になれるかが問われますし、既存のカテゴリーをそのまま受け入れるのではなく、実践との関わりの中でそのカテゴリー自体を問うことも必要です。ただ、本学会の特徴である「異文化間」という視点を欠くことはできません。こうした課題に応えるべく今回は「ダイバーシティ」をキーワードにして何回かの公開のセミナー、ワークショップを開催し、本学会の研究の方向性を多様な視点から明確にし、その成果を公開シンポジウムで広く発信したいと考えています。多くの会員が参加できるようにしたいと考えています。
 もう1つの企画は『異文化間教育事典』(仮)の刊行です。3年計画で新しい異文化間教育学の理念・哲学、対象や領域、方法論、課題などの内容を盛り込み、初学者を対象にしたいと考えています。若手も含めて多くの会員が執筆に参加できるようにしたいと思っています。詳細の内容、進め方などはこれから事務局が中心となって詰めていきますが、できるだけ早く編集委員会を立ち上げます。
 40周年を期に学会における研究の協働性を進めると同時に、社会的な役割も改めて明確にしていきたいと思います。一緒にこれからの学会のあり方を考えていきましょう。



2018年10月21日(日) 「Human Libraryとダイバーシティ」 報告 明治大学中野キャンパス
2018年12月16日(日) 「演劇×ダイバーシティ」 報告 明治大学中野キャンパス
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