2012年度特定課題研究 第1回公開研究会

第1回公開研究会

特定課題研究テーマ「『見えない子どもたち』の今」

概要

 外国の学校から編入した日本語指導の必要な子どもたちとは異なり、日本生まれや幼児期の来日により、日常の日本語には困らない子どもたちが増えている。また、日本風の名前を使用したり、国際結婚や帰化で日本の国籍をもっていたりなど、表立ったちがいが見えにくいことも多い。こうした子どもたちは、ややもすれば「日本人」と同様に扱われがちだが、学習言語の習得やアイデンティティ形成など、特有のニーズをもっている。そこで、今回の特定課題研究では、外国にルーツをもちながら、一見「日本人」と識別がつかない子どもたちをめぐって、行政や地域、教師、子どもたちなどが、なにを見、なにを見ないのかを、教育社会学、社会言語学、教育実践の立場からアプローチしていく。参加者を巻き込んだ、予定調和ではない、活発な議論が展開されることを期待している。

発題者

榎井縁会員(財団法人とよなか国際交流協会事務局長)
児島 明会員(鳥取大学)
高橋朋子会員(日本学術振興会・大阪大学国際教育交流センター)

コーディネーター

渋谷真樹会員(奈良教育大学)

日時

2011年12月18日(日)13:00~16:00

場所

駒澤大学駒沢キャンパス 7号館 202教場

地図

※事前申し込みは不要です。当日、直接会場にお越し下さい。