公開シンポジウム

日 時:
6月10日(日)13:00-15:00
場 所:
新潟大学五十嵐キャンパス総合教育研究棟E棟E260教室

「次の世代を地域で育てる」―異文化間教育の役割―

 外国人対日本人、自国文化対他国文化、世代の違い、性差といった様々なとらえられ方をする異文化という言葉。
 新潟県は、過去に新潟地震(昭和39年(1964年)・マグニチュード7.5)、中越地震(平成16年(2004年)マグニチュード6.8)、中越沖地震(平成19年(2007年)マグニチュード6.8)という3つの大きな地震を経験し、平成10年、16年、23年に新潟豪雨と呼ばれる大雨による水害にも見舞われてきた。この新潟の地には、災害という観点で他では見られない異文化が存在する。それは被災者と非被災者である。ある地域で共生している人々がある日突然、地震・大雨の発生を境にして被災したか、していないかという「異なり」を背負った存在になってしまう。本公開シンポジウムでは、この2つのグループ間での情報共有の難しさを取り上げ、次の世代を、被災に強い存在にするために、「異文化間教育」がどのような役割を果たせるかについて、議論の場を設けることにした。
 被災地から、被災地の周辺の非被災地から、この両者をつなぐ情報を発信し、これからの社会・街づくりに活かしたい。
司 会:
卜部厚志(新潟大学災害復興科学研究所)
発言者:
1.羽賀友信(長岡市国際交流センター長)
2.中野明子(ふるさと未来創造堂)
3.松岡洋子(岩手大学グローバル教育センター)
全体討議
 

※参加費無料、申し込み不要でどなたでもご参加いただけます。