ご挨拶

異文化間教育学会 第35回大会 開催にあたって

塘 利枝子(同志社女子大学)

 異文化間教育学会の第35回年次大会を、2014年6月7日(土)、8日(日)の両日、同志社女子大学 今出川キャンパスで開催させていただくことになりました。

 今出川キャンパスは京都駅から京都地下鉄烏丸線で10分の京都御苑の北側に位置しており、交通の利便性と緑の豊かさを兼ね備えたキャンパスです。

 同志社女子大学は1876年、京都の地に同志社の創設者・新島襄、妻・八重、アメリカ人宣教師A.J.スタークウェザーらによってその歩みを始めました。今出川キャンパス内外には文化財となっている建築物が多く、ヘレンケラーが講演した栄光館や、新島襄・八重夫妻が暮らした家も公開されています。お時間がありましたら是非ご覧下さい。

 また現代の京都は外国にルーツをもつ様々な人々が、様々な目的を持って行き交っています。外国人観光客、留学生、韓国朝鮮籍をもつ人々、国際結婚等による中国籍、フィリピン籍をもつ人々やその子どもたちなど、滞在目的も期間も異なる彼らは、京都の伝統的な文化や習慣と隣り合わせで暮らしています。近隣の府県には日系ブラジル人、フィリピン人等が多く在住する地域もあります。第35回大会では、外国にルーツをもつ人々の支援に焦点をあてたシンポジウムを企画しています。

 6月の京都は、5月の葵祭、7月の祇園祭に挟まれ、やや落ち着いた時期であり、緑美しい季節です。大会での学びや出会いはもちろんのこと、季節の和菓子やお酒などの出会いも楽しみつつ、京都の「今」を感じる大会に是非お越し下さい。心よりお待ち申し上げます。

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