特定課題研究
「政策的視点からの異文化間教育研究――課題と展望」
本特定課題研究では、長年に亘り重要性が指摘されながらも、ほとんど行われてこなかった政策的視点からの異文化間教育研究に挑む。政策的視点からの異文化間教育研究の意義と現状を考察したうえで、「異文化間教育の政策研究」と「異文化間教育政策の研究」の可能性を、具体的事例を基に検討する。そのうえで、新たな知の創造に向けて、どのような概念的枠組みや方法論での研究が可能なのかについて、議論を深めたい。次年度は、今回の成果を踏まえたうえで、諸外国や国内の実践に学びながら、政策提言につながる研究を行う予定である。
- ■司 会:
- 工藤 和宏(獨協大学)
- ■発 表:
- 1.工藤 和宏
「政策的視点からの異文化間教育研究の意義と現状」 - 2.額賀 美紗子(東京大学)
「外国人家族の《見えない》子育て困難と支援ニーズ
-外国人散在地域における草の根運動からの問題提起」 - 3.徳井 厚子(信州大学)
「外国籍児童就学支援事業の構築・再構築過程――長野の事例から」
- ■指定討論:
- 小林 葉子(岩手大学)
- ■全体討議