公開シンポジウム

桜美林大学基盤教育インスティテュート サービス・ラーニング・センター共催
サービス・ラーニング・ネットワーク協力

日時: 6月5日(日)9:30~12:00
場所:桜美林大学 太平館 2階 A200

サービス・ラーニングにおける異文化間教育の視点

 サービス・ラーニング(SL)は、アメリカで生まれた教育方法です。アメリカでは、社会の多様化・複雑化に伴う共同体意識・公共性の崩壊、若者の政治離れが社会的な課題として浮かび上がっているなか、SLは若者の社会的な課題を解決していく能力を育てる一つの方策と捉えられています。SLにおいて、学生は地域社会に入り、自らが有する知識や技術、心身を用いてサービス活動に従事するなかで、さまざまな人々と出会い、時と場所、状況に応じた関係性を構築しながら、学びを深めていきます。
 今回の公開シンポジウムでは、桜美林大学の教育の特徴のひとつであるこのSLについて簡単に説明した後、異なるタイプの実践事例をいくつか取り上げ、これまで異文化間教育学会にて提示されてきた4つの視点(①文化の多様性・複合性、②価値観の問い直し・視点の転換、③相互作用・相互変容、価値創造の営み、④関係性の構築)から分析します。そして、ここからSL実践にはどのような異文化間教育の視点が内在しているのか、その可能性と課題とは何かを明らかにすると同時に、SLという概念、教育方法をどのように異文化間教育に取り入れることができるのかを検討します。
■企画・コーディネーター
林 加奈子(桜美林大学)
■パネリスト
牧田 東一(桜美林大学)  林 加奈子(桜美林大学)
市川 享子(明治学院大学)  武田 直樹(筑波学院大学)
■コメンテーター
細谷 早里(関東学院大学)
■司会
齋藤 伸子(桜美林大学 大会準備委員長)
※参加費無料、どなたでもご参加いただけます。公開シンポジウムのみのご参加も可能です。
※公開シンポジウムだけにご参加の方は、当日、会場(A200)前で受付いたします。