ご挨拶

異文化間教育学会 第40回大会ご挨拶

2019年6月8日(土)と9日(日)に、記念すべき第40回の大会を、設立40周年記念イベントを含めて明治大学中野キャンパスで開催させていただくことになり、たいへん光栄に存じます。

このキャンパスは、2013年に警察学校跡地に建てられた明治大学の4つ目のキャンパスで、更に歴史を遡れば、将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」によって10万頭とも言われる犬が放されていた場所 (犬好きの聖地) です。北口駅前にそびえるサンプラザは建て替えが計画されていますが、中野のランドマークとして (あるいは“ももくろ”の拠点として) 一世を風靡した建物で、その隣が区役所です。区役所の道に面して数匹の犬の銅像が鎮座してございますので、ご来校の途中で歴史を感じていただけたらと思います。

中野キャンパスはそこから徒歩5分ほどとなりますが、この地区には、明治大学の他に、帝京平成大学と早稲田大学の国際寮WISHが並んでおり、新しい大学街の誕生とも言われ、中野区との連携も盛んです。

さて、現在このキャンパスには国際日本学部と総合数理学部という先端的な2つの学部が居を構えて、文理融合のキャンパスを目指しております。国際日本学部には、現学会長と事務局長をはじめ、7名の会員が所属しており (ちなみに、明治大学全体の会員数は11名です)、はりきって大会の準備に取り組んでいます。

設立40周年を記念して開かれる今回の公開シンポジウムは、異文化間教育学大系の第4巻『異文化間教育のフロンティア』で語られたこれからの異文化間教育の可能性を、「ダイバーシティ」をキーワードに展開します。40周年記念事業については、佐藤郡衛学会長からのメッセージをご覧ください。

みなさまのご参加を明治大学所属の学会員一同、心よりお待ち申し上げます。

異文化間教育学会
第40回大会準備委員会
委員長 横田 雅弘 (明治大学)