プレセミナーについて

「未来の異文化間教育実践を創ろう
-Appreciative Inquiryを使って語り合い、共に創り出すワークショップ-」

■企画趣旨
 みなさんはこれまで、どのような異文化間教育実践を行ってきたでしょうか。また、これから、どのような実践をしていきたいと考えているでしょうか。なぜ、そのような実践をしていきたいと考えているのでしょうか。どんな社会を創っていきたいと考えているでしょうか。
 Appreciative Inquiry(AI)は近年、注目されている組織開発の一手法です。個人や組織の強み、ポジティブな側面に焦点を当てて、組織として何を目指してどう行動を起こしていきたいのかを、小グループでの対話を通して明確にし、理想の未来をイメージして、行動につなげるというアプローチです。このアプローチは、英国航空、リクルート、マクドナルド、国連などをはじめ、様々な組織で導入されています。AIを使うことで、自分たちの組織のミッションや強みへの理解が深まり、一人一人がChange Makerとして主体的に組織や社会を変革していこうと行動していく効果が報告されています。
 2019年のプレセミナーでは、異文化間教育の実践者/研究者集団で集まり、この手法を用いて語り合うことを通して、この分野をどのように盛り上げていくことができるかを、チームで考えます。
 第40回大会という大きな節目を迎える今大会。私たちにとっての理想の未来を自由に描いてみたいと考え、企画しました。学際的な領域にまたがる分野であるからこその実践者・研究者の多様性をポジティブなエネルギーに変え、どのように協働していけるかを考えていきましょう。
■開催日時
2019年6月7日(金)12:50~16:50(受付開始12:30~)
※少し早めにお越しください。
■場所
明治大学中野キャンパス6階プレゼンスペース
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/nakano/campus.html
■講師
平井 達也氏(立命館アジア太平洋大学教育開発・学修支援センター長 教授)
略歴:
フルブライト奨学生としてミネソタ大学大学院にて博士号(Ph.D.カウンセリング心理学)を取得。ミネソタ大学留学生センターカウンセラー、カリフォルニア大学サンディエゴ校カウンセリングセンターカウンセラー、九州大学非常勤カウンセラー、九州産業大学国際文化学部臨床心理学科常勤講師などを経て、現職。主な専門領域は、キャリアカウンセリング、異文化間カウンセリング、グループアプローチ、ポジティブ心理学。
自身の見識を深めるため、2017年4月から9月までサバティカルを利用し、15か国を周り12の研修や学会に参加。
コーディネーター:大舩 ちさと氏(国際交流基金 日本語国際センター)
■参加条件
・異文化間教育、国際教育に関わる教育実践/研究の経験があること

※参加者のこれまでの実践/研究経験を語り合いながら進めていくワークショップ形式のため。ただし、大学院生は経験がなくても参加は可とします。

※異文化間教育実践/研究の例:文化間移動を経てきた人(帰国生、留学生、外国人生活者等)に対する教育実践、多文化共生やダイバーシティ推進のための実践など。

■募集人員
40名(定員になり次第、先着順にて締め切らせていただきます。)
人数に余裕がある場合のみ、当日参加を受け付けます。できるだけ事前の申し込みをお願い致します。会員価格での参加申し込みができるのは5月15日(水)までです。締切以降は非会員の方でプレセミナーにのみ参加される場合と同様にお申込みください。
■プレセミナー参加費
正会員・通信会員
4,000円
学生会員
3,000円
非会員
5,000円
非会員(学生)
4,000円
■お申し込み方法※申し込み締切:5月15日(水)
参加をご希望の方は、大会HP>参加/発表申込よりお申込みください。
http://www.intercultural.jp/iesj2019/apply.html
非会員の方でプレセミナーにのみ参加をご希望の方、また5月16日以降に申し込まれる会員の方は、chisato.ofune@gmail.comにお申込みください。
■申込み問い合わせ先
異文化間教育学会第40回大会ヘルプデスク iesj-desk@bunken.co.jp
■プレセミナー問い合せ先
第40回大会準備委員会
e-mail:ibunkakan40@gmail.com
プレセミナー問い合わせ先
e-mail:chisato.ofune@gmail.com