公開シンポジウム

「外国につながる子どもたちの教育と明日-ポーランドにおける移民・難民受け入れの現状から考える-」

 2022年に始まったロシアとウクライナの紛争に伴い、ポーランドでは多くのウクライナ避難民を受入れ、2014年のドンバス戦争時からの避難民と併せると300万人以上のウクライナ人が居住しています。教員交換制度を用いて本学に滞在しているブロツワフ大学(ポーランド)のJustyna Pilarska准教授は、異文化コミュニケーションや異文化学習のための教育資本に関する研究を専門とする傍ら、避難民受け入れの支援活動にも精力的に取り組み、様々な形で心理的なサポート(インフォーマルカウンセリング)を行っています。
 他方、難民の受け入れ数が極めて少ない日本では、特例的にウクライナ難民の受け入れを行っているものの、その数は累計で2,000人程度にすぎません。ウクライナ難民の現実に触れる機会もほとんどないのが実情といえるでしょう。
 本シンポジウムの第1部では、Pilarska准教授より、ポーランドにおける移民受け入れの実際や子供たちの教育、さらには就労についてのお話を伺います。第2部では日本における外国人児童生徒教育や外国人の就労についての実践・研究に携わっておられる方々をパネリストにお迎えしてディスカッションを行い、ポーランドと日本、双方への示唆を得ることができればと考えました。
皆様どうぞふるってご参加くださいませ。

非会員の一般・学生の皆様のシンポジウムだけのご参加も歓迎いたします(参加費無料)。
当日、会場入り口で受付をお願い致します。
【日時】
2023年6月11日(日)13:00~16:00
【場所】
東京都立大学南大沢キャンパス 11号館204教室
【共催】
東京都立大学 国際センター

【第1部 基調講演(英語)】

「ポーランドにおけるウクライナ避難民受け入れの実際と子どもたちへの教育」
講師:Dr.Justyna Pilarska(ブロツワフ大学准教授、東京都立大学国際センター交換教員)

【第2部 パネルディスカッション】

<パネリスト(50音順)>

  • 榎井縁会員(大阪大学)
  • 黄美蘭会員(帝京平成大学)
  • 丹野清人教授(東京都立大学人文社会学部)
  • 拝野寿美子会員(神田外語大学)
  • Justyna Pilarska准教授(ブロツワフ大学、東京都立大学国際センター)

<指定討論者>額賀美紗子会員(東京大学)
<モデレーター>綾部真雄教授(東京都立大学人文社会学部、前国際センター長)
<パネルディスカッション通訳*>佐々木リディア准教授(東京都立大学国際センター)
 *基調講演の同時通訳はありません。日本語による資料を配布いたします。
<趣旨説明>岡村郁子 大会準備委員長(東京都立大学国際センター)