多文化共生とドキュメンタリー演劇
概要
2024年度の異文化間教育学会プレセミナーでは「ドキュメンタリー演劇」についてのセミナーを行います。非日常・非現実の世界へ観客を引き込もうとする演劇とは逆に、ドキュメンタリー演劇は、日常の現実の再発見や再認識を促します。プレセミナーでは、ドキュメンタリー演劇の制作実践を通して、多文化の日常でマイノリティー/マジョリティーの他者が覚えるさまざまな違和感や、多様な人々が経験する現実の出来事の多面性を、再発見・再認識していくことを目指します。
今回はテーマをmigration(〔移民/難民の〕移住)とします。参加者間での、次のような経験についての情報/意見交換をもとに進行する予定です。
- 日本国外で(留学等で)暮らしたことがある
- 日本国外からやってきて暮らしている人たちと交流がある/あった
- 日本国外にルーツを持っている
- 日本国外にルーツを持っている人たちと交流がある/あった
開催日時
- 2024年6月21日(金)
- 12:30-16:00(受付開始12:00~)
場所
講師
萩原 健(はぎわら けん)
明治大学国際日本学部教授
明治大学国際日本学部教授。博士(文学)。専門は現代ドイツ語圏の舞台芸術、および関連する日本の舞台芸術。著書に『演出家ピスカートアの仕事──ドキュメンタリー演劇の源流』(2017)、共訳にフィッシャー=リヒテ『パフォーマンスの美学』(2009)ほか。研究と並行して、ドイツ語圏の劇団の来日公演ほかで稽古場通訳や字幕の翻訳・制作・操作等も務める。
参考資料:萩原 健(2023)「ドキュメンタリー演劇と/の日常」明治大学広報誌『明治』97号「研究最前線」(pp. 34-35)
- ファシリテータ:
- 岸磨貴子(明治大学)
川島裕子(関西大学)
プログラム
時間 | 活動 |
---|---|
12:30-13:00 | ウォーミングアップ(インプロ) |
13:00-14:00 | ドキュメンタリー演劇とは? 多文化共生とドキュメンタリー演劇 |
14:00-15:30 | ワークショップ |
15:30-16:00 | 全体振り返り |
参加条件
学会員のみ可
募集人数
25名(定員になり次第、先着順にて締め切らせていただきます。)
プレセミナー参加費
- 正会員・通信会員・維持会員
- 3,500円
- 学生会員
- 3,000円
申込み方法
大会HPの参加申込 Conference Registrationよりお申込みください。
申込み問い合わせ先
異文化間教育学会第45回大会ヘルプデスク
e-mail:iesj-desk[at]conf.bunken.co.jp([at]を @ に変えて下さい)
企画
異文化間教育学会事務局
iesj[at]meiji.ac.jp([at]を @ に変えて下さい)